5月7日(月)奇術協会始まって以来はじめて日本古来の伝統奇術和妻大会を開催しました。
会場は大入り満員、関係者には大入り袋が配られました。
ステージはKYOKOさんの一分のスキもない優雅な振る舞い、そして華麗な衣装には会場の皆様は目を見張り、一つ一つの演技に拍手とため息が聞こえていました。
私はというと、中入り後のご挨拶がこの日のお仕事です。
この日は全て着物でご挨拶という決めになっていましたので、下着からステテコ、着物を前座さんに着つけていただき、最後に袴の帯びを締めて完成!
あまり早く着てもきついので中入りに入ってから着つけていただきました。
思っていたよりなかなか絵になっているな~と一人で感激していました。
さて順調に前半は終了、「いよいよ後半の始まりです。
おはやしと拍子木のチョーンの音で、緞帳が開き全員センスを前に、両手を揃えてのおじぎから始まりました。
元はじめさんの司会からから始まり、まずは演芸家連合会長・金馬師匠にご挨拶をいただきました。
ユーモアを交えご挨拶された大御所話家さんの後が私の番です。
出る寸前に、私が学校公演についてのお話、藤山新太郎副会長が松旭斎天一没後100周年石碑建立のお話、花島皆子専務理事が定例公演マジックオブマジック(MOM)のお話をするように振り分けられました。
前日用意していたご挨拶文が、全然予定していなかった学校公演のお話を交えたご挨拶に変えることになってしまいました。
今回公演の「座・和妻」のお話をまとめていたのですが、日本古来の伝統奇術和妻の世界を・・・・と話すつもりがすっかり飛んでしまいました。
とはいえなんとか乗り切り、副会長、専務理事のお話で終わりと思いきや、
なんと・・・桂三枝師匠の突然のご登場!
我々3名は何も聞かされていなく三枝師匠が駆けつけてくださいましたという言葉に、会場はもちろん、我々も「エ~!?」と驚いてしまいました。
三枝師匠は「こんにちは~ところで今日はなんの会ですの~?」と、ひょうきんな声でご挨拶。
ご本人にも何も話が通っていなかったようでしたが、お陰様で大変なハプニングで、すっかり会場の雰囲気が盛り上がり、大変な口上となりました。
三枝師匠ありがとうございました。
大感謝!
恒例の三本締めで会場一体となり、後半の演技に移りました。